ルイの闘病記:低アルブミン血症
この時の私は、検査の結果でアルブミンが上がったことがかなり嬉しくて、前向きに気持ちが向かっていました。
必ず快復すると信じていました!
ただ、どうしてもルイにかかりきりで、手のかからないレオには随分我慢をさせていたと思います。
ルイはひとりでお留守番ができない子なのでお散歩はルイのペ―スでしか行けず……
主人は出張が多く、ほとんどひとり暮らし状態だったので、すべてがルイ中心の生活になっていました。
当時のブログより
今日の血液検査の結果。
アルブミンが1.6アップ。
正常値を考えたらぜんぜんだけど、よかった。
――笑い泣き。
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総タンパクは思ったほど上がってなかったけど、先生が「アルブミンが上がっていればだんだん上がってくるはずです」と言ってくれたの、でそう信じます!
前回のアルブミンは、1.0だと思ってたら、1.0未満で測定できずで「↓1.0」
この下向き矢印はそういうの意味だったらしいガーン。
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かなりギリギリのところだったらしく、病院に来てなかったら手遅れになってたかもしれないと思うと、気づいてやれなかった自分が本当にアホです。。。
言い訳になっちゃうけど、こんなに悪かったのに、元気は普通にあったんだよね。
なんかおかしいかな?
って思うときもあったけど……
(このときに病院に行かなかった私がかなりアホなんですが)
でも、先生も受診した時に、「元気があるので、こんなに数値が悪いとは思わなかった」と言うくらいに、ほんとにルイは元気がありました(汗
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「犬ってけっこうわからないんですよ。ギリギリまで元気に頑張っちゃうこがいるんですよ」
先生はそうもおっしゃった。
ルイはその、頑張っちゃう子なのかな。
治療中も。とても我慢強く耐えるらしくて健気。
ぐすん。
「白血球が増加したのは、ステロイドの影響だから気にしなくてよいと思います」
先生からはそう言われ、更に「脱水もなく、肝臓も数値が下がってきてるし、薬の副作用も出ていないようなので、このままお薬を続けましょう」とのこと。
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今日は超音波検査もして、腹水の状態と腸の状態をチェック。
腹水はまだ残ってるけど、ずいぶん引いたのを確認。
腸はまだ浮腫んで炎症状態。
少しだけ前よりよくなってるのかな? という説明。
お薬を1週間分いただき来週の予約して帰ってきました。
――今日のルイの様子――
朝のお散歩。
ウンチは粘土くらいの軟らかめだけど、昨日よりとりやすい感じ。黄色。
散歩は同じところを、ウロウロウロウロ 15分。
ご飯は食欲旺盛で完食!
お昼ご飯も同じく完食!
3時頃ほんの少し散歩するが、ウンチは出ず。
再び4時半ごろ、またほんの少し散歩でウンチ。
朝より、もうとょっと軟らかめの粘土状便。黄色。
疲れすぎないようにルイに合わせての散歩なので、散歩大好きのもう1匹、レオにとってはかなり不満のようで、いつも家に戻るとき「もう終わり?もう帰るの?」って目が訴えてくる。
レオに、「ごめんね」って、心で謝ってます。
お父さんが出張から帰ってきたら、ルイを見ててもらえるから、そのときは気がすむまで歩いてあげるから、許してねぐすん。
――【低アルブミン血症】闘病記・つづく――
文:まる
▶ 作者の一言
▶ まる:犬の記事 ご紹介
――次話――
今回は多頭飼いならではの苦労の話。
愛犬の闘病中は、色々なことが犠牲になります。
通院時間、投薬時間を守るため――
長時間外出できない、残業できないなどなど――
実は当事者は、それを苦労とは思わないのですがね。振り返ると、大変なことをしていたんだと思ったりします。
我が家は一人っ子。きっと多頭飼の方は大変だろうなと思っていました。
――前話――
愛犬の闘病中には、ちょっとしたことが気になります。
小さな仕草や食欲、排便……
どこか痛いの? 何が食べたいの?
もどかしい毎日――
飼い主は愛犬が送ってくる、小さなサインを一生懸命感じ取ろうとしますね。
うちでも、毎日話し掛けていた。
そんな日々が、なつかしく感じます。
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この記事は、下記のまとめ読みでも読むことが出来ます。
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――この連載の1話目です――
まだ7歳の、元気な愛犬でした――
ちょっとしたことで受診した、動物病院。
そこで告げられたのは、受け入れがたい深刻な病名と余命でした――
もの言わぬ愛犬の病気は、多くの場合、ある日突然に判明します。
その時の飼い主の動揺は、計り知れません。
ここから、飼い主のまるさんと、大切な愛犬ルイの闘病が始まります。
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視点を変えれば、闘病も変わる――
愛犬の闘病で悩む飼い主さんは多い。
それは見えない不安が、心にのしかかるから。
これからどうなる? いつまで続く? 医療費は?
見えないものは仕方ない。しかし、見えているものはある。
不安に怯えるのではく、どうか前向きに。
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まるさんの家に、愛犬ルイがやってきたときのお話
娘さんの犬が、事情があって愛犬に。
手が掛かかる子。世話が大変な子。
預かっているつもりの子――
でも、いつの間にか、そうではなくなっていて、
それに気付いたのは、お別れの後でした――
16話続いた『ルイの闘病記』のあとがきです。
作者のまあさんは、自身の経験をもとに、闘病に大切なのはタイミングと選択肢だと語ります。
動物は口がきけないから、飼い主に全てが委ねられますね。
まあさんは、しっかり闘いました。
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出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。