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【まとめ】チョコラッの闘病記 ② ~最終検査の結果まで~【非再生性免疫介在性貧血】

非再生性免疫介在性貧血:
最終検査の結果まで 4話~9話
非再生性免疫介在性貧血 闘病記

Review
カテゴリー:闘病記
作者:らぶプー

――まとめ読み①の記事より抜粋――
わが家の愛犬、チョコラッは、現在『非再生性免疫介在性貧血』という病気と闘っています。病気の確定診断は2016年11月2日に行なわれましたが、その予兆は10月26日からありました。
最初は鼠径ヘルニアとの診立て。しかし貧血の症状があり、そこから3回の血液検査ががあっての病気の確定です。

聞くところによると、『非再生性免疫介在性貧血』は致死率が非常に高く、気付いたら時遅しで、すぐ亡くなってしまうケースが多いようです。
病名を告げられたときに、必死になってネット情報を探したのですが、獣医さんの小難しい、私には理解出来ない文献ばかりで、一般のブログなどがほとんどありませんでした。

考えてみると当たり前ですが、愛犬が亡くなるってしまってからは、飼い主さんたちは皆、当時を振り返って、こんな治療してましたなんて書く気力にもならないでしょう。だから、一般の方が分かるような文章がないんだと思います。

私の拙い文章で、少しでも、「あぁ、こんな病気もあるんだな」って皆様に少しでもご理解頂けたら幸いです。

まずは10月26日のブログに遡って、闘病記を記していきたいと思います。

―― らぶプー ――

【目次】

 11月5日 ~ 11月24日

4話(1/6)| 11月5日|チョコラッの新しいお薬

免疫介在性溶血性貧血かどうかを確認するための、抗核抗体検査は陽性。
しかし、その病気の典型的症状が出ない。
治療を開始しながら、最終検査の結果待ちです。

免疫系の病気は難しいですね。
まだ分からない事もたくさんあって。

見た目は、元気なのですけどね……

5話(2/6)| 11月13日|血液内科専門獣医は何処に?

貧血の指標PCV(ヘマトクリット)が下がり続ける。
血液の専門病院を探すものの、見つからない。
窮地の飼い主……

よく分かります。
個人病院で専門科は、成り立ちにくいんです。
でも、大学病院や先端医療を手掛ける大病院は通える範囲にはなかなかない。

我家も探しました。
眼科、皮膚科、消化器科、悩神経科……
やっとたどり着いた病院には、県外ナンバーの車が多かったなあ。

6話(3/6)| 11月16日|PCV(血球容量)は横這い

免疫系の病気は、確定診断が難しいですね。
『免疫介在性溶血性貧血』は、消去法で残った病名。
本当にそれで確定なの?

病名が定かでない状態でも、治療は始まります。
重篤だと、確定まで待っていられないからです。

主治医と飼い主さんが、納得できるまで話が出来たのは幸い。
それが治療の、最初の一歩ですからね。

7話(4/6)| 11月20日|最終検査結果がほぼ出ました

最終検査によって、病名は『免疫介在性溶血性貧血』にほぼ確定。
しかし、この時点でもまだ ”ほぼ” なのだというところが、免疫系疾患の難しさを物語ります。

そして、後半はお風呂の話。
たかがお風呂と言うなかれ。当事者には深刻です。

治療のために免疫を抑制しはじめると、風邪を引きやすくなるので、お風呂に入れないんですね。

8話(5/6)| 11月22日|免疫介在性溶血性貧血の症状

免疫介在性の貧血は、『再生性』と『非再生性』の2種類。
体は新しい赤血球を生産しているのに、それが血管内で壊れてしまうのが『再生性』
そもそも生産しないのが『非再生性』

どちらも難病だけれど、『非再生性』の方が症例が少ないようです。
免疫系の動きは複雑です。

9話(5/6)| 11月24日|実に1カ月、随分と掛かるものです…

病名は結局、当初の診立ての『免疫介在性溶血性貧血』ではなく、『非再生性免疫介在性貧血』ということに。

確定するまでに、実に1ヶ月近く。
病気の難しさを物語りますが、探し当てたのは僥倖です。

免疫系疾患は、急性のものだと病名を調べる時間もないくらいの速度で進行します。
獣医師任せでなく、飼い主の努力も必要になりますね。

【予告】『チョコラッの闘病記』

――公開に先立って配信した予告です――

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 チョコラッの闘病記について(2/2)

らぶプーさんのブログは、チョコラッの発病を境にして、それからはチョコラッの闘病記になりました。

悲しむでもなく嘆くでもなく、時にユーモアを交えながら、淡々と闘病記を書く、らぶプーさん。

その心中はどうだったのでしょう?――
悲しみも嘆きも、無いわけはありません。

筆者の経験に照らせば、人に悲しみや嘆きを伝えないのは、プライドみたいなもののように思います。或いは踏ん切りとか、覚悟と言うべきか……

「お前のことで悲しまないよ。嘆いたりしないよ」
「涙ななんて、流すわけがない」
何故ならば――
「お前といると、楽しくて仕方がないんだから」
――と、愛犬の前では決して弱音は吐かないし、悲しい顔は見せるまいと決意するのです。

きっと、ブログに泣き言を書かないのは、その延長のような気がします。

――高栖匡躬 ――

この闘病記の経過

非再生性免疫介在性貧血 闘病記 

病気の発覚から病名が分かるまで
2016年10月25日~11月2日

▶本当の確定診断まで
2016年11月5日~11月24日

先の見えない、はじめの半年
2016年12月14日~2017年4月23日

1年生存率5割って
2016年5月6日~2017年10月14日

1年は過ぎたけれど
2017年10月20日~2018年4月20日

2年生存を目指して 
2018年4月22日~2018年10月31日

ついに3年目に突入 
2018年4月22日~2018年10月31日

――次のまとめ読み③に続きます――

作:らぶプー
 ▶らぶプー:他の作品一覧
解説:高栖匡躬 

――次回のまとめよみ――

次章は、先の見えない、はじめの半年

免疫抑制剤の効果が出始めますが、薬は効果と副作用が表裏一体。
血栓や感染症や筋力の低下など、次々と心配事が生じます。
そしてそれには、どう対処すべきかの唯一の正解は無い。
悩みながらの闘病の始まりです。

――前回のまとめよみ――

【非再生性免疫介在性貧血】の闘病記です。
原因は自己免疫不全が原因で病名確定が難しい上に、致死率が高いために、残された闘病記はほとんどありません。

貴重な記録を残してくれた作者に感謝します。

自己免疫不全関連記事

自己免疫不全は自己免疫疾患とも呼ばれ、非再生性免疫介在性貧血の原因になっているものです。下記はその関連記事です。
【自己免疫不全】(全3話)

2015年のある日、我が家の愛犬ピーチーを病魔が襲いました。
最初は夏バテかなと思い、次に熱中症を疑いました。
かかりつけの獣医師も、熱中症との診たてでその治療を。

しかしピーチーの状態は悪化の一途。
ただならぬ状態に、未明の救命救急に飛び込み、そこで発覚したのが重度の肝炎でした。
結局後になって、それが自己免疫不全が引き起こしたと分かるのですが、まさか免疫の暴走が劇症肝炎を引き起こすなど、想像もしていませんでした。

【劇症肝炎】【自己免疫不全】(全18話)

愛犬ピーチーは2014年8月16日の早朝6時、救命救急に駆け込みました。
40度を越える高熱。ぐったりとして動けない。
ただごとではないと思いました。

振り返ると、異常を感じたのはその6日前
突然の体の震えと、食欲不振
恐らくそれが前兆だったのでしょう。
ここから、命を賭けた闘病が始まったのでした。

【ステロイド】【減薬】(全3話)

ステロイド剤は一般的な薬であるにも関わらず、必要以上に嫌われているように感じます。その原因として、適切な使用方法が行われておらず、そのために無用の副作用を被る場合が多いのだと想像できます。

実際に飼い主さんたちが書いた体験談(闘病記)を読むと、動物医療の専門家である獣医師でさえ、ステロイド剤の功罪を良く知らないで使っている場合が多いように思えるのです。

 同じ作者のコラムです

車椅子犬からのお願い

車椅子の犬を、見たことがありますか?
思わず、応援したくなりますね。

ところが、物珍しさで声を掛けてくる人もいるようで、飼い主さんの心中は複雑なようです。

声を掛けずに、影ながら応援が良いのかかな?
それとも、「おはよう、元気だね」くらいの一言がいいのかな?

どちらにしても、気遣いをしてあげたいものです。

 おすすめのまとめ読みです

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愛犬の死をテーマにしたコラム集
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――別れの言葉を用意する意義
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考えてみてください。

 

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