非再生性免疫介在性貧血:
1年生存率5割って(4/4)42話~47話
カテゴリー:闘病記
作者:らぶプー
『非再生性免疫介在性貧血』を発症した、チョコラッの闘病記です。
本シリーズは、病気の発症後半年後から始まり、1年までを記した全22話。
本記事は本章17話~22話のまとめ読みです。
――概要――
(以下、前記事と同文)
愛犬チョコラッの闘病は、飼い主に何の知識も無い状態でスタートしました。
難病であることが分かりましたが、最初のうちは、医師の口から出るのは初めて聞く言葉ばかり。
知識がだんだんと蓄積されると、ある程度先が見通せるようになってきます。
それは――、訳も分からず翻弄された時期とは違う葛藤を、飼い主にもたらします。
先の見えない不安から、先が見えることでの不安に変わっていくのです。
時間を見据えた、新しい闘病が始まったのです。
【目次】
8月27日 ~ 10月14日
42話(17/22)| 8月27日|1日4回のお薬タイム
今日はチョコラッの、1日4回のお薬タイムの話。
薬の時間を中心に、飼い主の生活が回ります。
大変だけども、命が掛かっているから。
――これ良く分かります。
我が家は正確に8時間ごとに、癲癇の薬をあげないといけなかったので、
深夜に目覚ましを掛けてました。
●
43話(18/22)| 9月7日|チョコラッの血液検査とわんこアルバム
血液検査の結果は横這いを保っています。
免疫抑制剤の処方を増やしたことが良かったらしい。
――ところで
犬が薬を飲んだふりをして、あとで吐き出すのはアリアリなのだとか。
うちもやりました。
時々、気付くと床に落ちていて――
アリアリなのか~
●
44話(19/22)| 9月10日|凍りついた獣医師の言葉
主治医から気になる事を言われました。
同じ病気の子が、どの薬も効かず大学病院に転院になったとのこと。
――遠過ぎるよ
とても頻繁には、通院出来そうにありません。
「うちは、いつ転院と言われるの?」
そう思い、凍りつく飼い主なのでした。
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45話(20/22)| 9月26日|チョコラッの病状
今日はチョコラッの体調メモを。
主治医から、1年生存率が5割と聞かされて、もうすぐその1年目がきます。
最近の様子は、見たところ悪化は無い模様。
貧血以外にも病気を抱えていますが、頑張っています。
もうすぐ、検査の日。
どうかな?――
●
46話(21/22)| 9月28日|チョコラッ血液検査
血液検査の結果は、予想通りの横這い。
しかし、問題点も幾つかあった――
まず、免疫抑制剤が効かなくなってきている可能性がある。
そして、尿検査でも異常が。
手探りで対策を探さないといけないから、不安はあるよ。
でも、希望をもっていこう!
●
47話(22/22)| 10月14日|発病から1年
本シリーズの最終話です。
チョコラッが闘っている『非再生性免疫介在性貧血』は、1年生存率5割の病気。
そして目標としていた、その1年が過ぎました。
チョコラッ1年間生きてくれてありがとう。
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【予告】『チョコラッの闘病記』
――公開に先立って配信した予告です――
明日から第4クールを配信します。
チョコラッの病気は「非再生性免疫介在性貧血」で、1年生存率は50%。
ですが――
発症から間もなく2年。今もチョコラは闘っています。
記事は闘病を、過去に遡って追いかけます。
どうか応援をお願いします。
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この闘病記の経過
非再生性免疫介在性貧血 闘病記
病気の発覚から病名が分かるまで
2016年10月25日~11月2日
本当の確定診断まで
2016年11月5日~11月24日
先の見えない、はじめの半年
2016年12月14日~2017年4月23日
▶1年生存率5割って
2016年5月6日~2017年10月14日
1年は過ぎたけれど
2017年10月20日~2018年4月20日
2年生存を目指して
2018年4月22日~2018年10月31日
ついに3年目に突入
2018年4月22日~2018年10月31日
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――次回のまとめよみ――
愛犬チョコラッは1年生存率5割の難病。
当初はそう長くないかもと思った命は、1年の壁を超えました。
しかし寛解したわけでなく、安心はできません。
血液検査のたびに、安堵したり不安を感じたり――
そんな日々が繰り返されます。
――前回のまとめよみ――
安定したかに思われたチョコラッの体調は、再び悪化。
また貧血状態です。
難病――、完治はしない――
分かってはいるけれど、諦める訳にはいかない。
免疫抑制剤の処方量を倍にすることに望みをつなぐ。
――本闘病記の最初のまとめよみ――
【非再生性免疫介在性貧血】の闘病記です。
原因は自己免疫不全が原因で病名確定が難しい上に、致死率が高いために、残された闘病記はほとんどありません。
貴重な記録を残してくれた作者に感謝します。
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自己免疫不全関連記事
【自己免疫不全】(全3話)
2015年のある日、我が家の愛犬ピーチーを病魔が襲いました。
最初は夏バテかなと思い、次に熱中症を疑いました。
かかりつけの獣医師も、熱中症との診たてでその治療を。
しかしピーチーの状態は悪化の一途。
ただならぬ状態に、未明の救命救急に飛び込み、そこで発覚したのが重度の肝炎でした。
結局後になって、それが自己免疫不全が引き起こしたと分かるのですが、まさか免疫の暴走が劇症肝炎を引き起こすなど、想像もしていませんでした。
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愛犬ピーチーは2014年8月16日の早朝6時、救命救急に駆け込みました。
40度を越える高熱。ぐったりとして動けない。
ただごとではないと思いました。
振り返ると、異常を感じたのはその6日前
突然の体の震えと、食欲不振
恐らくそれが前兆だったのでしょう。
ここから、命を賭けた闘病が始まったのでした。
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