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【まとめ】チョコラッの闘病記⑰ ~小康状態から寛解へ~【非再生性免疫介在性貧血】

【関連コンテンツ】

非再生性免疫介在性貧血:
ついに3年目に突入 92話~98話
奇跡の寛解 99話
チョコラッの闘病記_非再生性免疫介在性貧血

Review
カテゴリー:闘病記
作者:らぶプー

『非再生性免疫介在性貧血』を発症した、チョコラッの闘病記です。
本シリーズは、闘病が3年目に突入したときの全19話をまとめたもの。
そして、闘病5年を迎えての最終話1話が含まれています。
(話数 92話話~98話、99話のまとめ読みです。

――概要――
愛犬チョコラッは免疫系疾患の難病とされる『非再生性免疫介在性貧血』。
1年生存率は5割。

しかし不思議な事にチョコラッは、3年目になって小康状態を得ました。
完治したわけでも、寛解したわけでもないのに、病気を抱えたままで、なぜか貧血症状が治まるという状態にあったのです。

そのチョコラッは、闘病から5年弱でなんと寛解を勝ち取ります。
生命力の不思議を知るお話。今回で最終話です。

【目次】

 2018年11月16日 ~ 2019年3月21日 

92話(1/7)| 11月16日|胃薬は飲まなくてもいいって

チョコラッの闘病は、発病から3年目に入りました。
長期の闘病記で気付くことは、犬も飼い主も四六時中病気と闘っているのではないということ。
そんな日常の中で、発見があります。
アレ、チョコラッ、歯茎が赤くなってきた?――

93話(2/7)| 11月29日|血液検査の結果は横這い

血液検査の結果に思うこと――
悪化はしていないし、基準値内にとどまっているのは嬉しいよ。
でも、右肩上がりだった数値が、基準値に入った途端に横這いって何なの?。
病気になる前は、もっともっと数値は良かったよね。
ギリギリって心配だよ。

94話(3/7)| 12月25日|年内最後の病院

血液検査の数値は、相変わらずギリギリの基準値内。
ステロイドを減薬しているので、肌のカサカサが落ち着いて、毛も増えてきました。
嬉しい変化!
このまま無事に、歳は越せるのかな?
でもチョコラッ、毎年年末に調子を崩すからな……

95話(4/7)| 1月25日|血液検査とプレドニン断薬

ついにプレドニン(ステロイド)を断薬。
色々と副作用が出ていたので、無くせるものなら無くしたい。
でも、断薬にはリスクもあって、前回は失敗だった。
慎重に時間をかけて減薬をしてきた今回。
上手くいくと信じたい。

96話(5/7)| 2月9日|チョコラッ胃が悪いか?
ステロイドを断薬してから2週間。
月が変わってから、若干調子が悪いように見える――
しかし、PCVの数値は横這いだから、悪化はしていない。
ぐったりするというほどでもない。
闘病では、少しの変化でも、飼い主は気になってしまうよ。

97話(6/7)| 2月25日|チョコラッPCV値が正常値に!

血液検査の結果、PCVがやっと正常値に!
相変わらず低いのですが、それでも正常値の枠に入ると飼い主の気持ちも違います。
病気(非再生性免疫介在性貧血)は治っていないけれど、症状(貧血)は治まっているという状態。
これだって元気の一つ。

98話(7/7)| 3月21日|期待した血液検査は尚も横這い

本章の最終話です。
チョコラッは元気なので、PCVが改善したと思っていたのですが、
検査の結果は前回から横這い。
でも、全項目が基準値内でした。
病気を発症して2年半。頑張っています。
目指せ3年生存!

 

 2021年6月12日(最終話)

99話| 2021年6月12日|寛解しました

闘病が始まったのは2016年の10月から。
#非再生性免疫介在性貧血 は難病で、1年生存率が50%。
それから5年弱が過ぎ、チョコラッなんと寛解。
同じ病気や、免疫系の難病を抱えるワンコの励ましになればと綴った闘病記。
遂に最終話です。

最終話公開前の予告です

この闘病記の経過

非再生性免疫介在性貧血 闘病記 

病気の発覚から病名が分かるまで
2016年10月25日~11月2日

本当の確定診断まで
2016年11月5日~11月24日

先の見えない、はじめの半年
2016年12月14日~2017年4月23日

1年生存率5割って
2016年5月6日~2017年10月14日

1年は過ぎたけれど
2017年10月20日~2018年4月20日

2年生存を目指して 
2018年4月22日~2018年10月31日

▶ついに3年目に突入& 最終話  (本章)
2018年11月16日~2019年3月21日、2021年6月12日

――チョコラッの闘病記は、本まとめ記事で完結です――

作:らぶプー
 ▶らぶプー:他の作品一覧
解説:高栖匡躬 

 

――前回のまとめよみ――

不安を抱えながらも、諸数値は悪いなりに安定をしてきました。

劇的な悪化もない中、闘病記には不安を語りながらも日常のエピソードが増えていきます。
そのチョコラッは7月7日に誕生日を迎えて、老犬アルバムを更新しました。

――本闘病記の最初のまとめよみ――

【非再生性免疫介在性貧血】の闘病記です。
原因は自己免疫不全が原因で病名確定が難しい上に、致死率が高いために、残された闘病記はほとんどありません。

貴重な記録を残してくれた作者に感謝します。

自己免疫不全関連記事

自己免疫不全は自己免疫疾患とも呼ばれ、非再生性免疫介在性貧血の原因になっているものです。下記はその関連記事です。
【自己免疫不全】(全3話)

2015年のある日、我が家の愛犬ピーチーを病魔が襲いました。
最初は夏バテかなと思い、次に熱中症を疑いました。
かかりつけの獣医師も、熱中症との診たてでその治療を。

しかしピーチーの状態は悪化の一途。
ただならぬ状態に、未明の救命救急に飛び込み、そこで発覚したのが重度の肝炎でした。
結局後になって、それが自己免疫不全が引き起こしたと分かるのですが、まさか免疫の暴走が劇症肝炎を引き起こすなど、想像もしていませんでした。

【劇症肝炎】【自己免疫不全】(全18話)

愛犬ピーチーは2014年8月16日の早朝6時、救命救急に駆け込みました。
40度を越える高熱。ぐったりとして動けない。
ただごとではないと思いました。

振り返ると、異常を感じたのはその6日前
突然の体の震えと、食欲不振
恐らくそれが前兆だったのでしょう。
ここから、命を賭けた闘病が始まったのでした。

【ステロイド】【減薬】(全3話)

ステロイド剤は一般的な薬であるにも関わらず、必要以上に嫌われているように感じます。その原因として、適切な使用方法が行われておらず、そのために無用の副作用を被る場合が多いのだと想像できます。

実際に飼い主さんたちが書いた体験談(闘病記)を読むと、動物医療の専門家である獣医師でさえ、ステロイド剤の功罪を良く知らないで使っている場合が多いように思えるのです。

 おすすめのまとめ読みです

数字が語る犬の闘病

ペットが病気になると、意外に飼い主は誰にも相談することができず、孤軍奮闘の状態になりがちです。時には愛犬(愛猫)を病気にさせたのは自分なのではないかと、罪悪感を抱いたりして……

ちょっとだけ考え方を変えて見て。
あなたは一人ではないんです。

 

 

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