犬を飼うということ

Withdog 犬と飼い主の絆について

【非再生性免疫介在性貧血】11月2日 チョコラッ、免疫介在性溶血性貧血? ~病名が分かるまで(3/3)~【闘病記】

チョコラッの闘病記 第1章(3/3)
非再生性免疫介在性貧血_扉

撮影&文|らぶプー(本記事は2016年に執筆されたものです)
 
この闘病記は

本記事は長期連載の1部。そしてチョコラッは3年目(2019年6月)を迎えて生存中です。
難病であっても希望を持ち続けたいと願う、飼い主の思いで書かれた闘病記です。
初回記事はこちらです。チョコラッの闘病記 1話

こんな方へ:
ペットに貧血の症状が現れ改善しない|非再生性免疫介在性貧血と診断された|治る見込みは?|治療法は?|どんな闘病になるのか心配|免疫系疾患の難しさを実感している|経験者の体験談が聞きたい

 11月2日 抗核抗体に陽性反応

今日、チョコラッ、3回目の血液検査に行きました。

免疫介在性溶血性貧血かの検査で抗核抗体に、陽性が出てしまいました。
つまりが、免疫介在性溶血性貧血ですってことなんだけど。
けど!

免疫介在性溶血性貧血らしき症状が出ていない。

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【犬版】病気別闘病記リスト ~2018年6月10日現在~ @

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闘病記について

皆さんは、愛犬家の闘病記について、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
きっと愛犬が健康なうちは、あまり気にも留めないものだと思います。我が家でもそうでした。 愛犬が病気になり、しかもそれが深刻なものと分かると、飼い主は必死で情報を集め始めます。そしてそこで気付きます。我が家の愛犬の病気に関する有用な情報は、ほとんどないことに――

(以上、闘病記を読むメリットから引用)

Withdogでは、飼い主さん自身が書かれた闘病記を、病気別で連載をしています。

なぜならば、闘病の際に最も役に立つのは、獣医師や動物医療の専門家の書いた論文や、医学資料などではなく、医療には素人であるはずの、飼い主さんが残した闘病記であると考えるからです。

本記事では、Withdogでご紹介させていただいた闘病記、および病気の情報の一覧(2018年2月28日現在)をまとめました。

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【自己免疫不全】 重大疾患に発展する可能性と、病気との闘い方【闘病記】

ピーチーの闘病記:自己免疫不全 編(自己免疫疾患)
ピーチーの闘病記:自己免疫不全 編

撮影&文:高栖匡躬 
自己免疫不全の実例と検証(3/3)

今回も自己免疫不全のお話し。3話連続の最終回です。
ピーチーの病気に関して、掛かり付けの主治医と、サードオピニオンをもらっていた別の獣医さんとの会話を中心にまとめます。

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【非再生性免疫介在性貧血】10月28日 チョコラッ採血2度目 ~病名が分かるまで(2/3)~【闘病記】

チョコラッの闘病記 第1章(2/3)
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撮影&文|らぶプー(本記事は2016年に執筆されたものです)
  
この闘病記は

本記事は長期連載の1部。そしてチョコラッは3年目(2019年6月)を迎えて生存中です。
難病であっても希望を持ち続けたいと願う、飼い主の思いで書かれた闘病記です。
初回記事はこちらです。チョコラッの闘病記 1話

こんな方へ:
ペットに貧血の症状が現れ改善しない|非再生性免疫介在性貧血と診断された|治る見込みは?|治療法は?|どんな闘病になるのか心配|免疫系疾患の難しさを実感している|経験者の体験談が聞きたい

 10月28日 貧血の数値

昨日、チョコラッの採血に行ってきました。
貧血の数値は、2日前とほぼ同じでした。

赤血球が急激に減少していなくて良かった。
まだ外注している血液検査の結果が出揃っていないので、確定ではないですが、
免疫介在性溶血性貧血の確率は低いと、医師に言われました。
免疫介在性溶血性貧血・・・大変怖い病気です。

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【自己免疫不全】 既に多くのペットが罹患している可能性がある【闘病記】

ピーチーの闘病記:自己免疫不全 編(自己免疫疾患)
ピーチーの闘病記:自己免疫不全 編

撮影&文:高栖匡躬 
自己免疫不全の実例と検証(2/3)

自己免疫不全に関する前回の記事の続きです。
今回はピーチーを例にとって、自己免疫不全は実は多くの犬たちが、既に罹患および、発症している可能性があることと、その診断方法について書こうと思います。

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【非再生性免疫介在性貧血】 10月26日 チョコラッ鼠径ヘルニア? ~病名が分かるまで(1/3)~【闘病記】

チョコラッの闘病記 第1章(1/3)
非再生性免疫介在性貧血

撮影&文|らぶプー(本記事は2016年に執筆されたものです)
 
この闘病記は

本記事は長期連載の1部。そしてチョコラッは3年目(2019年6月)を迎えて生存中です。
難病であっても希望を持ち続けたいと願う、飼い主の思いで書かれた闘病記です。

こんな方へ:
ペットに貧血の症状が現れ改善しない|非再生性免疫介在性貧血と診断された|治る見込みは?|治療法は?|どんな闘病になるのか心配|免疫系疾患の難しさを実感している|経験者の体験談が聞きたい

 はじめに(これまでの経過)

わが家の愛犬、チョコラッは、現在『非再生性免疫介在性貧血』という病気と闘っています。病気の最初の確定診断は2016年11月2日に行なわれましたが、その予兆は10月26日からありました。
最初は鼠径ヘルニアとの診立て。しかし貧血の症状があり、そこから3回の血液検査ががあっての病気の確定です。
(実際には、11月2日にいったん確定したはずの診断が、11月24日に覆ります。それほど確定診断が難しい病気ということです。その様子はこの闘病記が進むと出てきます)

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【自己免疫不全】 免疫機構の暴走で、免疫が自分の体を攻撃する 【闘病記】

ピーチーの闘病記:自己免疫不全 編(自己免疫疾患)
ピーチーの闘病記:自己免疫不全 編

撮影&文:高栖匡躬 
自己免疫不全の実例と検証(1/3)

犬の病気というものは、愛犬がそれに罹って初めて、本当の姿を知りますね。それまでは、知識として知っていても、どうにも実感が湧かないのです。
しかしそれも当然の話ですね。自分が医者や研究者でも無い限り、自分に直接関係の無い病気に、一々興味を持っていたら身が持ちません。

今回から3回に分けて、3年前(2015年)に、我が家の愛犬ピーチーを襲った自己免疫不全について触れようと思います。

恐らくそれは、思った以上に多く発生しており、飼い主さんが最後までそれに気付かないものです。逆に言えばそれを疑う事で、愛犬の命を救うことが出来るものでもあります。

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【パルプフィクション】犬のウンチにまつわるエピソード ~名作映画「Pulp Fiction」を掘り下げる~

名作パルプフィクション に想う
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© 1994 Miramax
文:高栖匡躬
 

映画『パルプ・フィクション』をご存知でしょうか?

1994年公開で、アカデミー賞では7部門にノミネートされ。脚本賞を受賞した名作です。名作とされてはいますが、絶賛される一方で、クソミソに貶(けな)す層もいます。マニアックな感じの映画ですね。

題名:Pulp Fiction (邦題:パルプ・フィクション)
 監督・脚本:クエンティン・タランティーノ
 出演:ジョン・トラボルタ(ヴィンセント・ベガ)、サミュエル・L・ジャクソン(ジュールス・ウィンフィールド)、ユマ・サーマン(ミア・ウォレス)、ブルース・ウィルス(ブッチ・クリッジ)
 制作費:$8,000,000
 興行収入(世界):$213,928,761

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【犬の映画/涙】運命の犬、運命の飼い主 ~ゴールデンレトリバーの飼い主が観た『僕のワンダフルライフ』~

僕のワンダフルライフ に想う
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© 2016 Universal Studios and Storyteller Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.
文|樫村 慧
 

真っ赤な夕陽に照らされて黄金色に輝く小麦畑に、どっしりと座る大型犬の後ろ姿。その風景を見た瞬間、私は、胸の奥をギュッと掴まれたような気持ちになった。

無意識に溢れて出る、涙――

その映画の予告CMが流れるときには、決まって私はそんな具合だった。
それは、昨年7月に愛犬のゴールデンレトリバー、ラフを亡くしたせいだというのだけはハッキリしていた。

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【飼いたいな!】心の準備もできないままに ~ピーチーがうちにくるまで(3/3)~【ペットショップで勝負あり】

うちの子がうちにくるまで|No.20 - 3 f:id:masami_takasu:20171103114439j:plain

撮影&文|高栖 匡躬
  
今日のお話は

ピーチーがうちに来るまでのお話、最終話です。
ピーチーが旅だってしまってから、ピーチーがうちに来るまでの話をするのは不思議な感覚です。一緒に暮らしていた時とは、随分と感じ方が違うのです。まるでつい昨日のことのように思い出せるのに、ピーチーはもういないのですから。

しかしそれは、悲しさとは全然別のもので、むしろ楽しかった思い出だけが、瞬時に胸いっぱいに広がるのです。いなくなってから、『うちの子がうちにくるまで』を振り返るのも、良いもんだな~と思います。

さて、ここからが前話の続きです。

こんな方へ: 

ブルテリアってどんな犬?|闘犬だったらしいけど、凶暴なの?|飼いにくい犬種と聞いているけれど実際はどうなの?

 

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【飼えるかな?】運命の電話は突然に ~ピーチーがうちにくるまで(2/3)~【アイパンチの女の子】

うちの子がうちにくるまで|No.20 - 2 アイアンチの可愛い女の子

撮影&文|高栖 匡躬
  
今日のお話は

ピーチーがうちに来る時のお話、2話目です。
マンションがペット可だと気がづいて、筆者たちがすぐにペットショップに走ったかと言うと、そうではありません。

皆さんもそうだと思いますが、犬と暮らすには、結構大きな決断が必要です。やはり10年以上、その子の命を預かるのですからね。

こんな方へ: 

ブルテリアってどんな犬?|闘犬だったらしいけど、凶暴なの?|飼いにくい犬種と聞いているけれど実際はどうなの?

 

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【飼っていいの?】振り返れば偶然は必然の一部 ~ピーチーがうちにくるまで(1/3)~【このマンション、ペット可?】

うちの子がうちにくるまで|No.20 - 1 ペットが飼えるマンションは高い

撮影&文|高栖 匡躬
  
今日のお話は

我が家の愛犬ピーチーが、天国に旅立ったのは、2016年の春のこと。
2001年生まれだったので、今も元気ならば2020年の8月26日は、ピーチーの19歳の誕生日でした。

犬のクセに変だと思われるかもしれませんが、ピーチーはウニが大好物で、本当ならその誕生日は、年に一度だけウニがもらえる日でもあります。

いなくなって寂しくなりましたが、だからといって悲しいわけではありません。
我が家は今も、ピーチーと一緒に笑顔の中にあります。

今日から3話に分けて、そのピーチーがうちにやってくるまでのお話を、書こうと思います。

こんな方へ: 

ブルテリアってどんな犬?|闘犬だったらしいけど、凶暴なの?|飼いにくい犬種と聞いているけれど実際はどうなの?

 

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