犬を飼うということ

Withdog 犬と飼い主の絆について

【息子の涙】僕の兄弟が欲しい ~りゅうがうちにくるまで~【はじめてのお願い】

うちの子がうちにくるまで|No.62うちの子がうちにくるまで_りゅう

撮影&文|くみ
  
今日のお話は

愛犬を迎えたのは17年も前のこと――
そう語る飼い主さん。
一人っ子でどうしても犬を迎えたかった息子さんと、犬を飼うことに慎重だったご主人。
ある日家族は、ペットショップに出かけました。そしてその帰り道――
「僕も兄弟が欲しい! 僕に兄弟をください! 」
ポロポロと泣きながら訴える息子さんの意を汲んで、家族は1匹の柴の子犬を迎えます。
そこからやさしいりゅうと、家族の思い出が紡がれていくのでした。

こんな方へ:
動物は好きなんだけど、犬や猫を飼うのは心配|はじめてなので、もう一歩が踏み出せない|同じような経験をした方はいますか?

 犬を飼いたい!

2020年3月10日、我が家の愛犬『りゅう』が亡くなりました。『りゅう』は家族にとってはじめての犬で、最期まで病気と闘ったとても強い子でした。今回は、そのりゅうがうちに来たときのお話をしたいと思います。

それは今から17年半前のある日のこと――
当時小学5年生だった息子が、『犬を飼いたい』と言い出しました。当時、息子の友達の間では犬を飼うのが流行っていて、みんなそれぞれ、ミニチュアダックスやパグ、ゴールデンレトリバー等を飼い始めていて、それに感化した息子が犬をねだるようになっていたのです。

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【癲癇|てんかん】7月7日 病院から帰ってきました ~発作は嫌いよ(16/31)~

ピーチーの闘病記:癲癇てんかん)編
ピーチーの癲癇闘病記

撮影&文|高栖 匡躬 (扉の写真は発病前のピーチー)
 
当時を振り返り

発作がしばらくこなくて、なんとなく出口が見えてきたと思った矢先の5度目の発作。
当日は1日病院に預かってもらい、翌日に迎えに行きました。

やはり癲癇は難しい病気。油断してはいけないのだと思いも新たにしたのがこの時期です。
しかし、発作の度にトイレのしつけが取れてしまうのは困りもの。その都度トレーニングのやり直しです。段々とトイレトレーニングの腕が上達してきました。

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【癲癇|てんかん】7月6日(夜) 油断していたわけではないけれど ~発作は嫌いよ(15/31)~

ピーチーの闘病記:癲癇てんかん)編
ピーチーの癲癇闘病記

撮影&文|高栖 匡躬 (扉の写真は発病前のピーチー)
 
当時を振り返り

抗てんかん薬イーケプラがのおかげで、大発作がしばらくこなかったピーチー。
しかしこの日の夜に、5度目の大発作が起きてしまいました。

癲癇と言う病気は、しばらく発作が無くてホッとしているところに、いきなり次の発作が来がちです。発作の症状が厳しいだけに心の落差は大きく、そんな時は奈落の底に突き落とされるような気持になります。

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【癲癇|てんかん】7月6日 イーケプラの経過は ~発作は嫌いよ(14/31)~

ピーチーの闘病記:癲癇てんかん)編
ピーチーの癲癇闘病記

撮影&文|高栖 匡躬 (扉の写真は発病前のピーチー)
 
当時を振り返り

ピーチーの場合、抗てんかん薬としてイーケプラが有効だったようです。
しかし当時はまだ新薬であったために、高価で入手性も良くはありませんでした。常用でなく頓服とし1クールを使用し、そこで一旦使用を止めて様子を見ていたのがこの記事を書いたころです。

この後、癲癇はまた違う展開を見せるのですが、ここまでの段階でのイーケプラの使用感をまとめました。当時はまだイーケプラの情報はほとんどなかったため、いち早くそれを、同じ病気で悩む飼い主さんと共有したく思っていました。

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【癲癇|てんかん】7月1日 新薬だったイーケプラ ~発作は嫌いよ(13/31)~

ピーチーの闘病記:癲癇てんかん)編
ピーチーの癲癇闘病記

撮影&文|高栖 匡躬 (扉の写真は発病前のピーチー)
 
当時を振り返り

ピーチーの癲癇は、なかなか効果的な薬が見つかりませんでした。

やがてイーケプラという新薬(人間用)にたどり着いて小康状態を得るのですが、それがまあ高い高い。今ではそれほどではないようですが、当時は大変でした。
ピーチーは最初に処方されたゾニサミド(薬名はエクセグランとかコンセーブ)という薬のおかげで、大好物だった食べ物の幾つかを嫌いにさせてしまった苦い思い出もあります。
とにかく薬には色々な面で苦労をさせられました。

どうかお役に立ちますように。

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【ピィ子の成長日記】換毛期がやってきた【これも春の予感?】

ピィ子の成長日記

うちにきて552日目 ~ピィ子の成長日記~
撮影&文|高栖匡躬
 

だんだんと暖かい日が増えてきました。
しかし油断すると、また寒い日が……
三寒四温ですね。
ピィ子は短毛で寒いのが苦手。
だから春が待ちどおしいです。

【癲癇|てんかん】6月28日 MRI検査の結果は(後編) ~発作は嫌いよ(12/31)~

ピーチーの闘病記:癲癇てんかん)編
ピーチーの癲癇闘病記

撮影&文|高栖 匡躬 (扉の写真は発病前のピーチー)
 
当時を振り返り

MRI検査の結果をまとめました。

ピーチーの病状はあらゆるものが1つの結果を指していました。脳腫瘍です。
しかし、検査の結果はそうではありませんでした。脳には異常が認められなかったのです。
ホッとする半面、別の疑問が湧き上がります。
「なぜ癲癇の発作が起きるのか?」
「癲癇以外の異常(視覚障害など)はなぜ起きるのか?」

実はここでの疑問は、後にピーチーに生じる別の病気(劇症肝炎)で、その原因を探り当て、命を救うことに繋がっていくのですが、それはもうちょっと後のことになります。

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【癲癇|てんかん】6月27日 MRI検査の結果は(前編) ~発作は嫌いよ(11/31)~

ピーチーの闘病記:癲癇てんかん)編
ピーチーの癲癇闘病記

撮影&文|高栖 匡躬 (扉の写真は発病した頃のピーチー)
 
当時を振り返り

とうとうMRI検査の当日です。

当時はMRIの機材を持っている動物病院は、日本国内で幾つもありませんでした。
なので検査を受けるというだけで先端医療に分類されて、ものすごく大きなことが起きるような気分でした。当然ながら飼い主の側にも、それなりの覚悟が求められました。

今ではMRIを持つ病院はかなり増えましたので、検査自体には、この記事で書くほどの特別感はもう無いように思います。しかし、専門医とのやりとりはかなり参考になるのではないでしょうか。
因みにこの記事の2年ほど前には、動物用のCTスキャン装置も日本国内でたった2台しかありませんでした。今ではちょっとした街の獣医さんにもあるので、隔世の感があります。
動物医療の進歩は目覚ましいですね。

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【癲癇|てんかん】6月26日 明日はMRI検査 ~発作は嫌いよ(10/31)~

ピーチーの闘病記:癲癇てんかん)編
ピーチーの癲癇闘病記

撮影&文|高栖 匡躬 (扉の写真は発病した頃のピーチー)
 
当時を振り返り

結局ピーチーはMRIの検査を受けることにしました。
これはその検査の前日に書いた記事です。

ピーチーの癲癇はあまりにも急に悪くなっていたので、医師の診立てでは、ほぼ脳腫瘍に違いないだろと言われていました。もしもそうであったなら、積極的な治療はしないつもりでいたので、検査をしても無意味だという事も考えました。

そしてもう一つ、当時は検査費用がものすごく高くて(今でも結構高いようですが)、そこまでやるべきなのか? という迷いもありましたが。

それでもやはり検査をしようと思ったには、ある理由がありました。

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【癲癇|てんかん】愛犬が発作を起こした時のTips ~発作は嫌いよ(9/31)~

ピーチーの闘病記:癲癇てんかん)編
ピーチーの癲癇闘病記

撮影&文|高栖 匡躬 (扉の写真は若いい頃のピーチー)
 
当時を振り返り

本話では愛犬が癲癇発作を起こした場合に、飼い主がとった方が良いと思われる行動をTipsとしてまとめました。

癲癇の発作で救急病院に駆け込むことや、その後の後遺症に不安になることなど、そうそう何度もあるものではありません。当時ネット検索で色々と調べましたが、通り一遍の医療記事がほとんどでしたが、それも当たり前で、この道のベテランという飼い主などいるわけがないのです。

本記事は自分の体験を、飼い主目線のままでまとめておこうと思って作成したものでした。

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【癲癇|てんかん】不思議と悲壮感は無い4度目(6月1日) ~発作は嫌いよ(8/31)~

ピーチーの闘病記:癲癇てんかん)編
ピーチーの癲癇闘病記

撮影&文|高栖 匡躬 (扉の写真は若い頃のピーチー)
 
当時を振り返り

本話は4度目の発作の時のお話です。

4度目となると「また来たか」という思いです。
しかし、ピーチーの場合はその発作の間隔が段々と短くなってきており、発作自体もかなり激しいものでした。発作の度に視野が狭くなったり、躾(トイレや、座れ、待てなど)がとれてしまうことからもそれがうかがえました。

一通りのことを経験し、前向きに立ち向かおうと覚悟が決まるのと同時に、今の治療法(処方された薬)では駄目なのではないかとも考え始めた頃です

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【癲癇|てんかん】だんだん慣れてきた3度目(6月1日) ~発作は嫌いよ(7/31)~

ピーチーの闘病記:癲癇てんかん)編
ピーチーの癲癇闘病記

撮影&文|高栖 匡躬 (扉の写真は小さい頃のピーチー)
 
当時を振り返り

本話では、3度目の発作についてまとめています。

癲癇の大発作は症状が激しいために、何度それを見ても平静ではいられず、飼い主の心はざわつきます。とはいうものの、全く慣れないかと言うとそうでもありません。病気について知識を得ると、命にかかわるような重篤な発作は、そうあるものではないことが分かってくるからです。

我が家も3度目は、かなり冷静に発作の観察ができるようになっていました。

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