犬を飼うということ

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【まとめ】【癲癇/腎不全】ろくすけの闘病記:癲癇(てんかん) ③ ~発作は続くよ~

ろくすけの闘病記:
癲癇(てんかん)|
12話~16話
ろくすけの闘病記

Review
カテゴリー:闘病記
作者:きづあすか

本話『ろくすけの闘病記』は、突如『癲癇(てんかん)』を発症した、老犬ろくすけと飼い主である母ちゃんの闘病をエッセイとして綴ったものです。

第2章は、癲癇との付き合い方が分かり始めてきながら、ろくすけに腎不全が発見され、更に後ろ足が弱っていく姿が描かれます。
本話は2章の10話中、後半の5話です。

母ちゃんが作る手作り食が大好きなろくすけ。不思議なことに、手作り食にしてから発作が起きていません。このままろくすけが良くなってくれればいいのに。

――概要――
犬の癲癇(てんかん)は、およそ100匹に1匹が発症するようです。1%を多いと見るか少ないと見るかは、考え方次第でしょう。
この病気は一度発症すると、多くの場合その発作を繰り返すようになります。
一説では、癲癇の発作は時間的なサイクルがあり、10年以上のサイクルを持つ個体ならば、一生に一度も発症しなかったり、一生に一度だけということもあるのだとか。

わが愛犬のピーチーも癲癇を発症した一人(一匹)なのですが、この病気の特徴は、その発作の激しさにあると言ってよいでしょう。作者の、きづあすかさんも作中でこう語っています。

『あの病態は、飼い主の心を乱します』

そう、癲癇の発作(大発作)は見ているだけつらいのです。
本闘病記は、その癲癇との闘い(もしかしたら、つき合い)を、独自の視点で、ときに可笑しくひょうひょうと書かれていることが最大の美点です。恐らく、同じ病気と対峙する飼い主さんたちに、希望をあたえるように綴られています。

愛犬でこの病気を体験した身で言うならば、「ありがとう」と感謝したくなるような闘病記です。もしかするとエッセイと言った方が相応しいかもすれません。

できれば、うちの子の闘病のときに読みたかった……

【目次】

 5月21日 ~ 8月5日

12話・2章(6/10)|5月21日|ろくすけをおいて、ハイキングに行ってきた

ろくすけは御飯の時間も回数も、すべて把握している。
腎不全になってしまったが、食いしん坊は健在である。
「あぁ、まだ大丈夫だ」
毎日、ろくすけのことで頭が一杯の母ちゃん。
自分をリフレッシュするためにハイキングに行ってきた。
これも闘病の1部。
「ああ、気持いいっ」

13話・2章(7/10)|5月25日|発作がないのは、手作り食のおかげかな?

ろくすけだが、もう2ヵ月もてんかんの発作が起きていない。
バンザイ!
がしかし、ここで喜び過ぎは禁物。
起きた時のショックが大きくなるから。
しかし、なぜ起きない?
手作りごはんにしたのが良かったか?
で、今日は、ろくすけのごはんを紹介だ。

14話・2章(8/10)|7月4日|今日は恐怖の通院日

この日は通院日。つまり血液検査の日。
つまり、決意を込めたかあちゃんの、手作り食の成果が試される日だ。
ろくすけはもう16歳の、超高齢犬。
しかも癲癇で、腎不全だ。
本当によく頑張ってくれていると思う。
さて、ドキドキの検査結果は?――

15話・2章(9/10)|7月20日|発作なし期間最長記録

ろくすけの発作が出ない、最長記録を達成!
浮かれてはいけないが、嬉しい!
手作り食が効いている?
実際、手作り食にしてから発作が無い。
どちらにしても、体調を整えてくれているのは確か
ありがとう、手作り食
と作っている本人が言うのでした。

16話・2章(10/10)|8月5日|後ろ足が立たなくなった!

ろくすけは引き続き発作が出ない。
――のは嬉しいのだけれど、後ろ足が立たなくなってしまった……
今までもあったけど、今回のはちょっと違う。
あぁ、このまま立ち上がらなかったらどうしよう――
しかし、ろくすけよ。
ご飯の時間には敏感なんだな。

――次のまとめ読み④に続きます――

作:きづあすか
コメント:高栖匡躬 
 ▶きづあすか:作品一覧
   

――次回のまとめよみ――

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――前回のまとめよみ――

癲癇(てんかん)の発作は、しばらくおさまったと思うとまたやってくる。
最初の頃ほどの衝撃はないけれど、この病気は飼い主の心を揺さぶる。
私よ 平常心・平常心・・・

――最初のまとめよみ――

犬の癲癇(てんかん)は、100匹に1匹が発症するのだとか。
発作が激しいので、初めてそれをみた飼い主は例外なく慌てます。
この闘病記は、病気になったろくすけと、どんと来いとふんばるかあちゃんのお話です。

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 ペットの闘病についてのヒント

闘病記は大切な情報源

ペット病気になった時、なかなか役に立つ医療情報が見つかりません。
通り一辺倒だったり、逆に専門的過ぎたり。
どれもこれも、現実的ではないのです。
そんな時に役に立つのが、飼い主さんが書き残した闘病記です。
飼い主目線での現実的な情報が有られることが多いのです。

失敗のケーススタディでもある闘病記

犬や猫の闘病は、掛かりつけの獣医師に全てを委ねることになりがちです。
しかし、一旦立ち止まって、良く考えてみてください。
病気には、色々な診立てがあり、治療法があります。
誰かが残してくれた闘病記を、ケーススタディとして捉えれば、選択肢は大きく広がっていくのです。特に失敗の記録は参考になります。

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