ろくすけの闘病記:癲癇/腎不全 11話
5月13日 手作り食の効果だろうか?
――2016年5月13日――
血便・下痢がきっかけで、手作り食を食べるようになった、ろくすけ。
涙やけが減っただけでなく うんちの量が減り 臭いが減り、
そして なんといっても てんかん発作が、 ない! ない! ない!
前回の発作が3月20日だったので あともう少しで2か月ないことになる。
手作り食がてんかん発作を減らす!
――なんて話はどこからも聞こえないけど、どうなのだろうか?
――2016年5月13日――
血便・下痢がきっかけで、手作り食を食べるようになった、ろくすけ。
涙やけが減っただけでなく うんちの量が減り 臭いが減り、
そして なんといっても てんかん発作が、 ない! ない! ない!
前回の発作が3月20日だったので あともう少しで2か月ないことになる。
手作り食がてんかん発作を減らす!
――なんて話はどこからも聞こえないけど、どうなのだろうか?
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カテゴリー:記事
作者:高栖 匡躬
うちの犬って人間なら何歳?
犬の飼い主だったら、誰もが一度は考えてみる事です。
ドックイヤーは7年で、犬は1年で7歳歳をとるといいますが、詳しく老化を調べた結果を見ると、年の取り方は子犬から老犬まで均一ではなく、小型犬と大型犬でも違いがあるようです。
また犬の平均寿命も大きく変化しています。
今でこそ平均寿命は15歳に迫りますが、30年前は平均寿命は10歳、更にその10年前は5歳。我々が考える犬のライフサイクルは、日々更新されているのです。
では猫は?
猫は小型犬と同じライフサイクルと言われており、一般的に犬よりも長生きと言われていますが、そうなったのも最近になってから。
20年前の平均寿命は犬よりもずっと短い8歳なのです。
愛犬、愛猫の人間寿命を考えてみると、見え方が変わってきます。
恐らく飼い主が想像していた以上に高齢で、「もっと大切にしてあげなきゃ」と思うはずです。
どうか下記の表で、換算をしてみて下さい。
※[扉絵]マーチさん(飼い主:ててててさん)2016年に加計学園問題が表面化した当時、TVのワイドショーでは産業獣医師がクローズアップされて、そこに内包された諸問題を探り始めました。
それを見て筆者がまず何に思ったかと言うと、問題は問題だけれど、千載一遇の好機でもあるということです。政治的なことよりも産業獣医師が抱えている構造的な問題が明らかになることは良い事だと思いました。
国民皆がその問題を認識し共有することで、解決の糸口がきっと見つかるだろう。
解決の気運が盛り上がるに違いないと思ったのです。
しかし、時が経つにつれて、誰も産業獣医師を話題にしなくなりました。
ワイドショーは総理はズルイという、卑近な問題に終始しはじめて、総理叩き政権叩きばかりになっていきました。
産業獣医師が抱える問題は、何も解決してはいないはずなのに――
あれってどうなったの? どうにも消化不良――――2016年4月29日――
ろくすけのご飯のパターンは、
朝6時 昼12時 夕方5時 夜①7時 夜②9時の一日5食。
回数は多いけれど、もちろん一日分を分けて与えている。
これはもともとは、とくすけがお腹空きすぎて、胃液を吐くのを避けるためだった。
今は――、てんかん発作はストレスが引き金になるということもあり、出来るだけ空腹時間を減らしたいと思って続けている。
●
果たして老犬の胃袋に、いつも食べ物があるのはいかがなものか?
とも思うのだけれど 食べるのだけが生きがいなろくすけを見ると、やはりこのパターンはやめられない。
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カテゴリー:コラム
作者:高栖 匡躬
本作は、愛犬(愛猫)の闘病を前向きにとらえていくためのコラム集です。
愛犬(愛猫)の闘病は突然に、何の前触れもなく始まる事が多いようです。
動物の本能として、犬猫は体調の悪さを隠そうとするため、本当に具合が悪くなるまで、飼い主もそれと悟る事が難しいのです。
我が家もそうでした。
最初はちょっとした体調の変化(悪化)と思って、掛かりつけの主治医を訪れたのです。そこから予断を許さぬ状況に陥るまで僅か数日。
病気に関する予備知識がないままで危機的な局面を迎えると、飼い主は誰にも相談することができず、孤軍奮闘の状態になりがちです。時には愛犬(愛猫)を病気にさせたのは自分なのではないかと、罪悪感を抱いたり、苦しい状況にあるのは、世界中で自分だけだと、孤独感にさいなまれることも……
続きを読む前話では、老犬アルバムのきっかけが、老犬の飼い主さんへに送った、お悔やみのカードであったことをお伝えしました。
今回はそのカードがどうして老犬アルバムになったのかをまずはお知らせしようと思います。そして本題である、老犬さんのエピソードを、順々に書いていこうと考えています。
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カテゴリー:コラム
作者:高栖 匡躬
愛犬の闘病は気持ちの持ちようで、楽しく過ごすこともできるし、苦しいだけのものにもなります。
犬は飼い主の笑顔が大好きなのだと言います。ご飯や散歩と同じように、大好きなのだそうです。もしも愛犬が病気で、飼い主がふさぎ込んでいたら、その愛犬の大好きなものを1つ失わせてしまうことになりますよね。
病気が重くなると、愛犬は散歩に行けなくなって、ご飯が食べられなくなりますね。もしかするとそのときの愛犬には、飼い主の笑顔はたった一つの楽しみなのかもしれません。
これを逆に考えたら、愛犬がどんなに重い病気でも、飼い主が愛犬と一緒にいることで幸せとか楽しさを感じられるなら、愛犬も幸せなのではないでしょうか。
愛犬を亡くした飼い主さんならわかりますよね。愛犬がそこにいてくれただけで良かったんだって。幸せだったのだと。
それは愛犬がいなくなってから、しみじみと実感するものなのですが、もっと前からそれを感じられたら、飼い主も愛犬も、両方とも幸せなんではないでしょうか?
そんなことを考えながら書いたのが、このコラムです。
愛犬とばかり書きましたが、愛猫も同じですね。きっと。
――2016年3月20日――
昨日は父ちゃんのお客さまが来て、賑やかな我が家だった。
ろくすけには体への影響を考えて、お客様と会わすことはしなかったので、おかげで興奮することもなかった。
――はず、なのに。
ろくすけは、私自身が料理やらで普段と違う精神状態であることを、読み取ったのだろうか?
あぁ――
明け方4時前くらいに、発作が起きてしまった。
痙攣→徘徊→もうろう→水・食事を口にする→もうろう→トイレ→徐々に回復
と、いつもの経過であったが、その後が違った。
樫村慧です。
いつもWithdog『犬を飼うということ』のご愛読、ありがとうございます。
私が担当する【老犬アルバム】は、5月で開始から10か月になります。一周年になる7月には、兄妹企画の【老猫アルバム】と合わせて、150匹に迫るワンニャンを掲載できそうな勢いです。望外なほどのご支持をいただくことができて、本当に感謝しています。
●
思えば【老犬アルバム】は不思議な企画であり、コンテンツです。
老犬さんの写真に飼い主さんからの短いメッセージを添えただけの、簡単なカードなのですが、長い文章でも書き表せないほどの大きな感動を私たちにくれます。たった一言なのに、その老犬さんが生きてきた時間まで感じさせてくれるのです。
きっとそれは、何年もの間、大切にされて愛されてきた老犬さんの穏やかで柔らかい表情と、飼い主さんがメッセージに込めた深い想いが、絶妙のコントラストを描くからなのでしょうね。
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カテゴリー:コラム
作者:高栖 匡躬
本作は、愛犬(愛猫)の看取りを前向きにとらえていくためのコラム集です。
今や平均寿命15年にもなる犬や猫。
それを看取る回数は、多くても3回ほどではないでしょうか?
だから、看取りの経験豊富な飼い主はいないのです。
それにも関わらず、我々は、看取りの内容に囚われてしまいます。
良く看取れたのか? そうでなかったのか?
別れのあとも、ずっとそれを考えてしまうのです。
――2016年2月23日 午前3時ごろ――
今回の発作は最短記録。
といっても、なんとも嬉しくない、最短周期での発作。
前回から、2週間も経っていないのが悲しい。
時間は夜中3時。発作時間約4分。尿失禁・口から泡。
見守るしかできない。
――のではあるが、今回母ちゃんには重要な役割がある。
初めての座薬。
そう――、座薬。
あのお尻の穴に突入させる、白くソフトな弾丸シェイプのあれだ。
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