犬を飼うということ

Withdog 犬と飼い主の絆について

【まとめ】ペットの安楽死、考えたことがありますか? ~それは、”生きる”を考えること~

安楽死について考える。安楽死をしないことについて考える。
安楽死ってどう思う_扉

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カテゴリー:コラム
作者:高栖 匡躬 

皆さんは、ペットの安楽死のことを考えたことはありますか?

愛犬、愛猫がまだ若くて元気なうちは、きっと想像もつかないでしょうね。もしも既に老犬や老猫だったとしたら、『縁起でもない』と考えて、その先に思いをはせることを嫌う方もいるでしょう。

しかしこの安楽死、いざというときに考えようとしても、なかなか出来ることではありません。家族同様の愛犬、愛猫が弱っているときに、そんなことを考えると自己嫌悪に陥ってしまう方が大勢います。

考えてみませんか? 安楽死――

今だからこそ、考えられることかもしれません。
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【まとめ】警察犬の学校に行くということ ~犬の躾とトレーニング~ 【警察犬訓練学校体験談】

警察犬の学校に行くということ・チッチ先生が教えてくれたこと
警察犬の学校に行くということ

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カテゴリー:コラム
作者:高栖 匡躬 

皆さんは『警察犬訓練学校(警察犬訓練所)』をご存知でしょうか?
名前からすると、警察犬を専門に養成するように感じられますが、実際はそうではなく、家庭犬も沢山訓練しています。警察犬をトレーニングできるほどの腕前の、訓練士がいる訓練所という風に考えればいいと思います。

我が家の愛犬ピーチーは、18年前にこの『警察犬訓練学校』に行きました。
当然ですが、警察犬にしたかったわけではありません。また、人を噛むような問題犬だったわけでありません。当時は生後3か月の、小さくて可愛い子犬でした。

なぜピーチーが『警察犬訓練学校』に行ったのかというと、当時はやむにやまれぬ事情がありました。そしてピーチーはこの学校で、とても良い経験をして帰ってきました。その当時のことをまとめたのがこの記事です。
 
こんな方に
愛犬にしっかりとしたトレーニングをしたい|プロのトレーナーに躾を任せたい|警察犬訓練学校・訓練所はどんな所?|民間でも警察犬の訓練ができるの?|訓練士の腕前は?|飼い主の手に負えない問題犬家庭犬ばかりでは?|家庭犬の訓練もしてくれるの?|訓練の成果は?|行かせて良かった?|経験者の話を聞きたい

 

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【失明した老犬】愛犬の目が見えなくなってしまったら 〜老犬との暮らし(2/2)〜【加齢と視力の衰え】

老犬との暮らし(その2):視力の衰え
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撮影&文|ロキロビ ※この記事は2018年に執筆されたものです。
 

前回の記事でも触れましたが、我が家のロビンは目が見えません。生まれつきではなく、加齢によって病気が起こり段々と見えなくなりました。

元気だった愛犬の目が見えなくなるのは、飼い主にとってはつらい事です。しかし歳をとると、割とよくあることなのだそうです。

愛犬の目が見えなくなると、日々の暮らしで、当たり前だったことができなくなってしまいます。そこで我が家では、少しでもロビンが安心して穏やかに暮らせるように、家族みんなで心がけるようになりました。

今日はそんなロビンとの暮らしのお話をしようと思います。いつか我が家と同じ状況に直面なさる飼い主さんのために、すこしでも参考になるよう願いながら、書き進めていきます。

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【まとめ】311、震災の日に思う事 ~愛犬を連れての避難、考えてみよう~【災害時のペット】

震災の日、ペットとの避難
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カテゴリー:エッセイ、コラム
作者:奥村 來未 
   高栖匡躬、樫村慧、ロキロビ、miao
2011年3月11日、午後2時46分
東日本大震災発生
マグニチュード9.0
未曽有の大震災の現場にいた作者。
発生直後のこと、避難所での出来事を記した手記です。
震災の日に思うこと。
とても大切な思いが詰まっています。

【まとめ】私たちは犬に育てられている ~老犬への思い、家族への思い~

私たちは犬に育てられている 私たちは犬に育てられている

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カテゴリー:エッセイ、コラム
作者:奥村 來未
作者が子供の頃に飼い始めた子犬。
弟のように思っていたのに、その子はいつの間にか老犬に――
老犬Mackとの暮らしは、家族に色々なものを運んできます。
楽しい事だけではありません。病気や体の衰えも――?
犬に育てられ、成長していく家族。
犬は自らの一生を通し、我々に沢山の事を教えてくれます。
いなくなってしまってからも……

【癲癇】2月12日 今年の初てんかん ~発作は続くよ(1/10)~【ハーネスでのサポート】

ろくすけの闘病記:癲癇(てんかん)7話
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撮影&文|きづ あすか
 
当時を振り返り
相変わらず発作が起きてはアワアワバタバタの繰り返し。やはり全然慣れることは出来ませんでした。慌てるのを最小限に抑えるため後ろ足ハーネスなど必要になりそうなものを準備しておいたのは私にしては上出来でした。犬の介護用品はとてもお高いのですがそこはぎゅうっと目をつぶって…

 2月12日 午後2時 今年の初発作

――2016年2月12日 午前2時――

今年の初発作が起きた。前回は12月20日だから、2ヶ月もたなかった……
時間は、5分近くに感じた。
発作になってからの経過は全く同じだが、発作の時間、その後の吠える時間も長かった。

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軽くなった哀しみと、重くなった悲しみ ~大型犬と生きるということ(2/2)~

大きな子との別れは、大きな体を失うことだった大型犬と生きる

扉の撮影&文|樫村 慧 記事内写真|老犬アルバムより大型犬の皆さん

 少ししか食べなくなったラフ

ラフは7月になってもそれまで同様、腎臓サポート食ドライと缶詰をなんとか少量食べていたが、それまで与えたことのなかったおやつも、色々と買って食べさせた。そんなおやつも、喜んだのは最初だけ。徐々に受け付けなくなっていった。

そして7月7日の七夕を境に、ラフは腎臓サポート食を一切食べなくなった。とにかく食べるものを探して、あれこれと与えていたが、食べる量はほんのわずかだった。

ほんの少ししか食べなくなって1週間経った14日頃には、足元がふらついて歩くのもやっとだったが、補助サポートベルトをつけて、私に支えられながら30メートルほどの距離を歩いて道路脇までオシッコをしに行っていた。

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【まとめ】【免疫抑制剤】ステロイドからの切り替え ~なかなか加減が難しい~【試行錯誤の繰り返し】

免疫抑制剤について思うこと
免疫抑制剤について思う事

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カテゴリー:コラム
作者:高栖 匡躬 

本作は、免疫抑制剤を実際に愛犬に使用した体験談です。

免疫抑制薬は体内で過剰に起こっている免疫反応を抑える薬です。よくTVなどでは生体肝移植などのときに登場します。薬名が仰々しいので、担当の獣医師から『免疫抑制剤を使用します』と言われた時には、ぞっとしたことを覚えています。愛犬が大変な病気に罹ったのだと実感しました。

しかし実際に使用して慣れてくると、自分がその薬名を過剰に怖がっていただけということが分かってきました。その名の通りで、単に免疫を抑制するだけの薬に過ぎず、それ以上でも以下でもなかったわけです。それまで愛犬が使用していたステロイド剤も、消炎作用とともに免疫抑制作用があるので、時には免疫抑制剤に分類されているほどです。

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【まとめ】ステロイド剤とその減薬 ~マイナス面が独り歩き~【無暗に怖がらなくていい】

ステロイド剤とその減薬について
ステロイドの適正な使い方

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カテゴリー:コラム
作者:高栖 匡躬 

このコラムはステロイド剤のメリットとデメリットについて触れた、全3話のシリーズです。

ステロイド剤は【炎症の軽減】【免疫の抑制】などを目的に処方される、一般的な薬です。使っている犬や猫は、多いと思います。
我が家のピーチーもそうでした。
ピーチーの場合は筋金入りで、生後半年でアレルギー性皮膚炎とわかり、それから14年間、月1の病院通いで、ずっと飲みつづけました。

自己免疫不全で劇症肝炎を発症した際は、普通は経験しないであろう、大量投与を行った時期さえありました。

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【まとめ】自分の免疫が自分を攻撃するって? ~それはもう起きていることかも~【自己免疫不全/自己免疫疾患】

自己免疫不全に思うこと
自己免疫不全に思うこと

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カテゴリー:コラム
作者:高栖 匡躬 

自己免疫不全って、ご存知ですか?
免疫不全と混同しがちですね。どちらも免疫機構の障害です。
(免疫不全)
免疫力が極端に落ちて、普通なら罹らないような、色々な病気を発症してしまうこと。
(自己免疫不全)
自分の免疫が、間違って自分を攻撃してしまうこと。

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【まとめ】ラフと歩いた日々/ラフのいない日々 ~いつも君がいてくれたから~【看取り|ペットロス|安楽死】

ラフと歩いた日々、ラフのいない日々
ラフと歩いた日々

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カテゴリー:エッセイ
作者:樫村 慧

本作『ラフと歩いた日々』と『ラフのいない日々』は、『ラフと歩く日々』の続編となるもので、3部作の構成になっています。

『ラフと歩く日々』は、ホームセンターで売れ残っていたゴールデン・レトリーバーと、その子を飼うことになった家族の絆を描いたものでした。
ラフとの生活を縦軸にして、家族に起きる様々な出来事を描いた秀作です。

本作の中盤で、ラフは腎不全を患います。
そしてそのラフの介護と、看取りを縦軸にして家族を描いた作品が『ラフと歩いた日々』、ラフを看取ったのちの事を描いた作品が『ラフのいない日々』です。

3部作の全てが犬と暮らす喜びに満ちているのですが、それと同時に犬と暮らす上で、どうしても外すことのできない心構えや覚悟を語ってくれます。

楽しいだけではない犬との暮らし。
だからこそ意義のある犬との暮らし。
そんなことを感じ取っていただけると幸いです。

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【まとめ】ラフと歩く日々 ~いつも私の側には、ラフがいました~【腎不全になった愛犬】

ラフと歩く日々
ラフと歩く日々_腎不全になった愛犬

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カテゴリー:エッセイ
作者:樫村 慧
ホームセンターのペット売り場の端っこで、売れ残っていた雄のゴールデン・レトリーバー。このお話は、ラフと名付けられたその子と、それを飼う事になった一家の、絆を描いた実話です。
犬を飼う喜び、そして犬好きな家族に満ち溢れる笑い。
しかし、その先に有ったものは……
それでも私は、ラフと歩く。
飼い主の心の声に、あなたは何を想うでしょう?
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