リンちゃんが起こした奇跡
リンちゃんの思い出
前話の続きです。
突然大きな花束を持って訪問して下さった、リンちゃんの飼い主さんご夫妻。
お線香を上げていただいた後で、ラフと主人の遺影を眺めながら、訪問の経緯について話をして下さった。
前話の続きです。
突然大きな花束を持って訪問して下さった、リンちゃんの飼い主さんご夫妻。
お線香を上げていただいた後で、ラフと主人の遺影を眺めながら、訪問の経緯について話をして下さった。
作者のうちに来た日の花ちゃんは、一人で段ボール箱の中で寝ました。
寂しそうで、寒そうで、心配で眠れない夜。
しかし、翌日から、花ちゃんは豹変するのでした。
『花ちゃん』をブリーダーさんから受け取り、明石海峡大橋を渡って淡路サービスエリアで休憩した時のこと。
私は花ちゃんを抱っこをして、露店を見て回りました。
そのときに通りがかりの人に、「可愛いね~何の子?ウサギ?ヤギ?」って言われて、『そんな風に見えるんだ~』って思ったら、あんまり可愛くないなあと思っていた花ちゃんのことを、急に可愛く思い始めました。
(私も花ちゃん同様に鈍いのです)
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闘病記について
Withdogでは、飼い主さん自身が書かれた闘病記を、病気別で連載をしています。
なぜならば、闘病の際に最も役に立つのは、獣医師や動物医療の専門家の書いた論文や、医学資料などではなく、医療には素人であるはずの、飼い主さんが残した闘病記であると考えるからです。
本記事では、Withdogでご紹介させていただいた闘病記、および病気の情報の一覧(2018年2月28日現在)をまとめました。
続きを読む今年の夏は暑かった。かなりしんどい夏だった。
そんな酷暑の中、暑さも吹き飛ぶようなことが起きた。「こんなこと、あるんだなぁ…」そう呟いてしまうような奇跡があった。
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愛犬のラフが亡くなってから2年が過ぎた。その間に私は、ラフと暮らした日々のことをエッセイとして残してきた。
これからご紹介する”リンちゃん”は、その幾つもあるエッセイの1つに登場した、思い出の散歩仲間だ。
同じ年に家族になった3匹の犬、ちょび、ごはん、おかずが、同じ年に天使になってしまった作者。それからは犬のいない、人間だけの世界で生きていました。
やがて作者は、その年生まれの子犬を見つけます。
「生まれ変わりだったら嬉しいな」
額に皺をよせて困った顔の子。
それが、花ちゃんとの出会いでした。
2005年4月
私をいつも信じて待ってくれていた『ちょび』が亡くなりました。
「ちょびが待ってるから!」
私は困ったことがあると、そう思いながら頑張れました。
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念願だった、大きな顔をしたフレンチブルドッグを飼い始めた作者。
初めて飼った犬だけに、何があっても驚きの連続です。
とりわけ、子犬の成長の早さに驚く作者。
子犬は見るものを何でも口に入れてみるのですが、ある日食卓に駆け上がった子犬は、夕食の皿の上にあった骨付きのチキンをくわえ、飲み込んでしまいました。
骨が鋭く尖るので、絶対に犬に与えてはいけない食材です。
さて、子犬はどうなってしまうのか?
こんな方に:大きな顔をした、小さな子犬を迎えた我が家。
その愛犬の名前は「ちぃ」と、家族会議で決まりました。
『フレンチブルドッグ』という犬種なので、「フゥ」か「レン」か「チィ」のどれかにしようという話になり、3択の多数決で「ちぃ」になったというわけです。
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頑張る老犬を応援する、アルバムページです。
大好きな愛犬の写真に、飼い主からの一言を添えたメッセージカード形式。
これまでの老犬アルバム
老犬アルバムVol.1はこちらに No.1~No.51
老犬アルバムVol.2はこちらに No.52~No.100
老犬アルバムVol.3はこちらに No.101~No.150
老犬アルバムVol.4はこちらに No.151~No.200
老犬アルバムVol.5はこちらに No.201~ No.250
老犬アルバムVol.6はこちらに No.251~
樫村慧さんのコメント版はこちらです。
老犬アルバムVol.1 樫村慧コメンタリー
老犬アルバムVol.2 樫村慧コメンタリー
老犬アルバムVol.3 樫村慧コメンタリー
老犬アルバムVo.4 樫村慧コメンタリー
老猫アルバムはこちらです。
老犬アルバムの思い出はこちらです。
第1話 たった一言に、心が奪われることがある暗い話題は好きではないのですが、今日は安楽死を話題にしようと思います。
私は安楽死について、実際に選択するかどうかは別にして、否定はしないという考え方です。また安楽死については、自分なりにある程度整理をしている方だと思います。
というのも、我が家の初代ワンコであるラッキーを、7歳口腔がんで亡くしたときの思い出があるからです。
ラッキーの最期については、今でも家族で話をする時があります。
「苦しませず旅立たせてあげた方が良かったのではないか」と――
テツがいなくなってから、不思議な事がおき始めました。
我が家に1羽の鳥が訪れるようになったのです。
それはオーストラリア・マグパイと言っうカラス科の鳥で、毎日我が家へやって来ては、テツが生前していたような行動をとるのです。
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はじめて犬を飼ったときは、飼い主も愛犬も、どちらも全てが未経験同士。だから珍事件が続発するものです。
こんなことをするのは、うちの子だけだろうか?
誰かに相談したいけれど、ちょっと恥ずかしいな。
犬の飼い主ならばそんなような、なかなか口に出来ない失敗談は、1つや2つではないはず。誰かが語り始めたら、「実はうちの子も」と言い始める飼い主さんが必ずいて――
今日はそんな話に事欠かない、鈴木家のあんこちゃん(ミニチュア・ブルテリア)の失敗談披露です。
こんな方に:あんこがうちに来たのは2013年1月21日
その日は、東京にしてはめずらしく降り積もった雪が残っていました。
いまでもはっきりと思い出します。
その日から我が家は、まさに、あんこ中心の生活に一変したのです。
続きを読むその夜、パパと私とテツの3人は、リビングに一緒に寝ました。
テツは呼吸が苦しそうでした。しかし私はそんなテツをどうすることも出来ず、ただただテツの頭や身体を撫でてあげることしかできませんでした。
テツはたまに頭を上げては、ソファで寝ているパパがそこにいることを、確認するかのように見上げていました。
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テツとの生活は、毎日、毎日とっても幸せでした。
パパと口喧嘩をした時には、いつもテツが間に入って、じっと座って見守ってくれました。 私が悲しんでいると、そっと膝の上に顔を乗せて、まるで「どうしたの? 大丈夫?」と言っているかのように、テツは私の顔を心配げに見つめてくれました。
私だけじゃなく、日本から遊びに来た、ばあば(私の母)にもそっと寄り添い、優しくしてくれました。ばあばもテツのことが大好きでした。
一緒に旅行にも行きました。
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